日本口腔インプラント学会 ビスフォスフォネート(BP)製剤

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どうしても日曜日診療していると講習会や学会になかなか行けないのですが、祝日を利用して日本口腔インプラント学会関東・甲信越支部学術大会に出席してきました。

当初顎骨露出を来す可能性を増加させる薬剤として報告されていたBP製剤ですが、同じ骨代謝回転抑制剤の抗RANKL抗体や血管新生阻害剤も報告されてきました。しかし、この薬剤をとめることによって骨折のリスクが高くなり患者さんのQOLが低下してしまい死亡にいたるケースもあるとのことでした。なので、ただ単に休薬をすればいいということでもなさそうです。2008年1月に新聞にでてから約9年経ちますが、服用している患者さんの歯科外科治療に対してはいまだに改善策がない状態でした。また、口腔内環境が悪く歯周病が進んでいたりすると1・2ヶ月服用しただけでも発症すると言われていましたので、口腔清掃環境は重要になっています。できるだけ歯のクリーニングをしてお口の中は少しでも良い状態にした方がいいいですね。またBP製剤を飲んでいなくても0.03%顎骨露出は起こるとも言っていました。もし症状が出てしまった場合でも消炎処置をして治療すれば治癒は期待できるそうです。高気圧酸素療法や低出力超音波器が有効と言っていました。今後も色々な考え方や治療方法がでてくると思いますので注意していきたいです。

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