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一般歯科とは、むし歯や歯周病の治療、義歯の作成など、通常患者様が歯科医院に通院した際に受ける治療のことをいいます。
むし歯や歯周病の原因
お口の中にはたくさんの種類の細菌が存在しています。これを総称して「口腔常在菌」と言いますが、むし歯や歯周病を引き起こす菌は悪玉菌と呼ばれています。むし歯は、食べ物などによって取り込まれた糖分を悪玉菌が分解し、生成される酸が歯を溶かすことが原因です。歯周病には十数種類の菌が関わっています。歯垢またはプラークという言葉を聞かれた方もいらっしゃると思いますが、歯垢（プラーク）はつまりは菌の塊です。歯の隙間や溝にいる菌が食べ物などを「エサ」として増殖し、歯茎の炎症を引き起こします。さらには、歯の根を溶かし、歯のまわりの骨を溶かし、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
むし歯治療について
むし歯の最初期段階の場合には、適切な予防(歯磨きやフッ化物の利用)を行えば健康な状態に戻すことができますが、ある程度進行している場合は、むし歯部分を削りとり歯の色をした樹脂（レジンと言います）や金属で埋める治療を行います。むし歯がかなり進行し、歯の神経や血管が通っている所まで達している場合は歯の神経を抜くこともあり、その場合治療期間も長く、費用もかかってしまいます。
歯周病治療について
歯周病はとにかく予防が大切ですが、日本人の成人の約80％は歯周病というのが現状です。治療法としては歯垢や、歯石が固まってできる歯石を除去するほか、菌の増殖を抑えるための薬（抗生物質）や歯周病の進行を早める歯ぎしりを抑えるためにマウスピースなども使用する場合があります。
正しい知識で正しい予防を
お口の中の悪玉菌が原因となるむし歯や歯周病は、やはりまず第一に予防するこです。せっかく治療して健康な歯を取り戻しても、予防を怠るとまたむし歯や歯周病は再発してしまいます。歯ブラシの正しいブラッシングや食生活習慣など、正しい予防方法を普段の生活の中に取り入れていただく事が、一番重要なのです。それに加えて、ご自身では見つけられない小さなむし歯がないか、歯垢がたまっていないかなど、定期的にご来院いただきお口の状態をチェックすることも重要です。健康な歯、健康なお口を持続していただくためにも定期的な検診を受けられる事をおすすめしています。
