3月の矯正歯科専門医の診療日は、3月11日(日曜日)になりますので宜しくお願いいたします。また、今回は東海林先生ではなくて、青山骨董通り矯正歯科に勤務されている吉田育永先生に来ていただく予定になっております。
☆吉田先生のプロフィールです☆
私と同じ歯並びが悪くコンプレックスをもっていらっしゃる方のお力になりたいと思います。現状に満足していないのなら、質問だけでもいいのです。一歩前にでて、先に進むことをお薦めします。
プロフィール
北海道出身、東京都在住。
北海道医療大学歯学部を卒業後、同大学歯学部歯科矯正科に入局。
H11年に歯学博士取得後、講師として勤務。
東北大学歯学部歯科矯正学講座に短期国内留学
ジュネーブ大学歯学部予防歯科学講座留学
日本矯正歯科学会認定医および指導医
矯正専門医になったきっかけ
2つの偶然があります
1つ目のキッカケは、小学校の卒業文集です。
私は子供の頃、前歯が2本前に出ていて「ビーバーちゃん」と呼ばれていました。それが嫌いで父にお願いをして矯正歯科に連れて行ってもらいました。そのとき歯を4本抜かないと治せないと言われ、父に「歯は大切だから、抜くくらいなら、かわいいビーバーのままでいいじゃないか」と言われ、歯並びを治すことを断念しました。
そして小学校を卒業するときに、卒業文集に「大人になったら歯科矯正の先生になりたい」と書いたらしいのです。こんなことはすっかり忘れていたのですが、歯科大学に入学することが決まった時に、小学校の担任の先生が卒業文集をもって私の家にきてくれました。そして文集を広げて「そんなに矯正の先生になりたかったなんて知らなかったよ」と言われ我ながら驚きました。そして「このままいくと私の夢が叶うってこと?」となんとなく思いました。
2つ目のキッカケは、小さい女の子の前歯が2本でているのはなんとなくご愛嬌でかわいらしかったのかもしれませんが、歯科大学に入るとそうは言っていられず、そのみっともない前歯を治したくなりました。
そこでとりあえず、家から一番近所の歯医者さんに相談にいきました。そうしたら偶然にもその日は矯正の先生が治療にいらっしゃるということで相談を受けました。もちろん私のお願いは「歯は抜きません、そしてリンガル(裏側矯正)希望です」と伝えました。そうしたところ、「大学生?」「どこの学校?」「学部は?」「何年生?」と矢継ぎ早に質問され「明日歯科学校の病院にいらっしゃい」といわれました。なぜかというと、その先生は当時の私の通っている歯科矯正学の教授だったからです。
偶然とは恐ろしいものです。ともかく、この時から歯科矯正学講座にご縁ができた気がします。そしてその後2年間治療に通うのと平行して、歯科大生としての実習も始まり、いろいろな勉強の中で一番面白くて大好きだったのがやっぱり歯科矯正でした。
こう思うと、やはり成るようにして矯正専門医になったのだと思います。
患者様へのメッセージ
「歯は治したいけど、装置が見えるのが気になって歯並びを治せない」と言う人の気持ちが良くわかります。正直申し上げて、この10年の裏側矯正治療の進歩は素晴しく、現在の裏側矯正治療であれば、従来の矯正治療以上によい結果をだせると信じています。そうして私と同じ歯並びが悪くコンプレックスをもっていらっしゃる方のお力になりたいと思います。
矯正治療には夢があります。私の前歯が引っ込んでいたらどんな顔なんだろう?歯が綺麗にならんだら何を食べよう?など、いつも少し先の未来とつながります。現状に満足していないのなら、質問だけでもいいのです。一歩前にでて、先に進むことをお薦めします。